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栄養士向けジビエセミナーを開催しました!

2025年12月04日

11月26日(水)、女子栄養大学(東京・駒込)で栄養士向けジビエセミナーを開催いたしました。

本セミナーは、メニュー開発に携わる立場の方々にジビエの魅力や機能性を知っていただき、活用の現場を増やすことを目指して企画いたしました。

会場には、管理栄養士、栄養士、調理師などの資格を持った約100名の多くの方にお越しいただきました。昨年に同テーマで開催した際は80名ほどのご参加でしたので、ジビエへの関心の高まりを感じます。プログラムは下記のとおりです。

◆第一講演
「ジビエの栄養的魅力と活用の可能性~食卓・教育・地域で活かすジビエの力~」
講師:静岡県立農林環境専門職大学生産環境経営学部  准教授 上薗薫氏
上薗氏よりジビエの栄誉的魅力についてお話いただきました。
シカ・イノシシ肉の特徴的な栄養素から、それらを踏まえてライフステージに合わせた活用方法、提供時の安全な加熱方法についても触れられました。

◆第二講演
「ジビエの魅力と肉質の特徴及び調理・加工のポイント」  
講師:庄原ジビエ工房 三河功治氏

解体処理施設を運営しながら料理人としても活躍されている三河氏より、ジビエの調理についてお話いただきました。 講演と同時に試食も提供され、「噛みってる!GoGo炒め」と、「鹿肉(ボール)のトマトラグーパスタ」を会場のみなさまに召し上がっていただきました。

◆第三講演
「広がる!国産ジビエの活用」
講師:一般社団法人国産ジビエ認証機構 代表理事 鮎澤廉
「ジビエ利用の取り組み」
講師:株式会社SANKO MARKETING FOODS 受託事業購買物流担当 兼
   管理栄養士グループ統括 財務省 テゾリーナ店舗責任者 齋藤裕香氏
まず鮎澤より、全国の食肉処理施設をとりまく状況や、全国のジビエ利用の取組み、国産ジビエ認証について等をお伝えいたしました。
次に齊藤氏から、農林水産省などの食堂でジビエを提供される同社の取組みや、メニュー開発の経緯などをお話いただきました。

◆第四講演
「ジビエのアスリート食への可能性」
講師:女子栄養大学栄養生理学研究室 教授 上西一弘氏
スポーツ栄養を専門とされている上西氏より、アスリート食としてのジビエ活用についてお話頂きました。あいにくの体調不良とのことで、急遽映像で講演いただきましたが、シカ、イノシシのアスリート食としての使い分けなど、深堀りした内容をお話いただきました。

↓第二講演では試食2品をご提供いたしました。左はイノシシを使用した「噛みってる!GoGo炒め」。広島県庄原市の学校給食で実際に提供されたものです。右は「鹿肉(ボール)のトマトラグーパスタ」。女子栄養大学のレストラン「松柏軒」に考案していただきました。

 

ご出席いただきましたみなさま、ありがとうございました。ぜひ、ジビエメニューの採用をご検討ください!